こんにちは、うみです
月曜日おつかれさまです!
今日は読書の日です〜
満たされています
そんな今日は、
今村夏子さん『あひる』
を紹介します♪
『こちらあみ子』
映画化もされているので
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
かくいうわたしもこの作品で
今村夏子さんを知りました。
個人的に、今村さんの作品は
「 余白 」
の表現がとても巧みだなと思っています。
その中でも特に感じるのが
「 退屈な余白 」
です。
子供の頃の夏休みなんかに
お母さんが帰ってくるまでやることないな〜
暇だなあ
と頬杖をつきながら
過ごしている時間、
みたいな。
たぶん、年齢を重ねるごとに
感じることがほとんどなくなってしまう
余白の時間ですね。
純粋な退屈、というか。
もちろん小説なので
文字はずらりと羅列されているわけですが、
その中でもこんな余白の時間を
ありありと表現できるなんて
なんてすごいんだろうと思いました。
目はずっと文字を追っていて
忙しないはずなのに
頭に浮かぶ情景には
じっとする時間がある、
こんな不思議な体験ができました。
それに加えて
今村さんの作品は
どこかちょっと気味が悪い要素があって
夏の終わりの暑くてジメジメしているのに
体の表面は冷たい、
みたいな気持ちを抱きます。
今回の『あひる』も
もちろんとてもよかったですが、
『こちらあみ子』を
読んだことがない方に
ぜひ読んでもらいたいです。
映画も配信されているし
個人的に原作と温度感や気味悪さが
そんなに離れている感じがしないので
本を読むのが苦手な方は
映画を観てほしいです。
今日はそんな
本紹介でした♪
???????わくわく