こんばんは、うみです◯
サムのこと 猿に会う / 西加奈子
読みました〜
あったかいねえ、うんうんうんうん
西さんの作品で特徴的なのは
関西弁と心のあたたかさ
なのかなあと思います。
標準語しか話せないわたしからしたら
関西弁延いては方言を
自由に話せるというのが羨ましいです!
口語が関西弁で書かれていることで
まず地域が絞られて、
その上に関西弁独特のニュアンスが含まれて
だから、なんというか
こうキュッとした人間同士の距離の近さが
感じられるんですよね。
それこそ家族のような
特定の関係性の中で生まれる
人間の距離感のようなものが。
それに加えて
心のあたたかさです。
西さんの作品って、
まあひどいことも描かれてるんですよね。
差別とか裏切りとか目に見えない脅威。
そこをね、乗り越えるとか踏ん張るとかでなくて
わははははーって笑って
くっそー!今に見てろよ〜!
ってさらに叫んで突き進んでいくような
そんな強さも感じられるんです。
この強さって主人公が強いからだけではなくて
その周りにいる人たちと主人公との
心のつながりだったり支え合いによって
なんですよね。
西さんはそういう描写を表現するのが
お上手な方だなと勝手に思っています(笑)
だから
西さんの作品を読むと
ひとりじゃないなって感じるんです。
読んだらこちらも
誰かと一緒にいるような感覚に陥ります。
西さんのこと、
かなり前から好きだったけれど
サラバ!
はどうしても手が出せなかったな〜
なんせ、長い!!!!(笑)
けれど
よっしゃー!読むぞー!って
気合いが入っている時に読みました。
泣きました。
後悔しました。
もっと早く、、もっと早く、、
って(笑)
だから(だから何回目)
もしこの日記で西さんに興味を持たれた方、
何か一冊、読んでみてほしいです。
あったかくなりますよ
( ??? )